会社の取締役達の食費が社内メールで展開された。昼食代が50万だった。
その事実に、社員たちは騒然とした。
新入社員はメールを見ながら目を輝かせていった。
「ボーナス期待できるよね? 昼食代の3倍くらいはせめてもらいたいよね?」(答:半額)
受付嬢はテーブルに【休憩中】の札を立てて立ち上がり言った。
「いけない、早く同席させてもらわなきゃ」
ワンコイン(100円)のカップラーメンを食べていた作業員たちは立ち上がり言った。
「野郎ども、ストライキの準備はいいか?」
ワンコイン(500円)の牛丼屋で丼物を食べていた事務員たちは立ち上がり言った。
「みんなに声をかけて労働組合を作ろう」
キーボードを打っていた技術屋が手を止め、片手に持っていたハンバーガーを見ながら言った。
「自分に食事手当てを出してくれたら、彼らの昼食は僕が準備しよう。もちろん、僕のおごりさ」
他の会社と打ち合わせをしていた営業員が顔を両手で覆いながら呟いた。
「昼食1回の為に、500万の仕事を取ってこなければならない俺らのみになってほしい」
係長はそっと取締役員の自宅住所の電話番号を調べながらさわやかな表情で呟いた。
「奥さんに匿名で教えて差し上げよう」
部長は苦笑しながら諦めたように言った。
「たまに同席させてもらっていたが、金額を教えてくれなかった理由はこれか」
取締役はレシートを握りしめて言った。
「会社の経費で落としていることがばれたらえらいこっちゃ」
ISMS事務局は戦きながら言った。
「やばい、情報セキュリティの問題としてこっちにとばっちりがくるぞ」
ISO事務局はにんまりとしながら言った。
「この事実があれば、認証維持の費用で文句を言われる筋合いはないな」
ちょうどトップマネジメントインタビュー中だったISO審査員はたずねた。
「続きは、昼食中に実施するということで」
元ねた:らばQ 「金持ちがレストランでランチを食べた後のレシート」が桁違いだと話題に
金を持っている人はガツンと使用しないと経済が回らないとはいえ、会社を支えているキーマンを大事にしない会社は長くないと思います。
某航空会社の社長のように、食事は社員食堂でとれとは言いませんが、少なくとも昼食は職員と同じレベルでとってほしいですよね。
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