2012年12月28日金曜日

冬の暖房器具いろいろ


久我山「いや~寒いっすね」
マサ「そうか? 体を動かしていればあまり気にならなくなると思うぞ」
久我山「そりゃ、そうですけどね。でも指先とかの動きはやっぱり思うようにいきませんし、足先なんかもつらいですよ」
マサ「確かになぁ。立ち作業だとどうしても、膝の屈伸運動が無いから血液の循環が悪くなりがちだなぁ」
久我山「そうそう、だからこの記事はこれが無いとやってられないんですよ」
マサ「ん? そりゃカイロか?」
久我山「うっす。USB充電式です」

2012年12月22日土曜日

しばらく充電中

忘年会やら年末の追い込みやらでいろいろこの時期にやることになる仕事が盛りだくさんで更新できません。


年末ということでいろいろ設備の運転が止まる時期なので、この時期ならではで点検なんてのが入るし、設備老朽化更新のための仕様書やら図面書きやら契約やらで、、、わりと設備屋さんなんかも忙しい時期ではないかなと。

この時期を逃すと、稼働設備に対して工事を入れるという調整がめんどくさいので頑張りどころ。

来週半ばまでは同じ状況のため、しばらく更新作業ができない状況です。

しくしく・・・

2012年12月17日月曜日

ノートパソコンのハードディスクをSSDに換装する。

所有するノートPCでは二台目になります。


当初、再インストールしようと思っていろいろアンインストールしてデータをどんどん削除及びバックアップドライブにデータを保存し、アップデートをしていたのですが……




Windows 更新プログラムの構成に失敗しました。
変更を元に戻しています。
コンピューターの電源を切らないでください。

2012年12月16日日曜日

選挙

先程選挙で投票してきました。

しかしあれですよね。
  1. 選挙区を選べない。
  2. 投票したい人に投票できない。
  3. 選挙区の中からしか選択できない。
これってかなり不公平感がある気がします。

選挙区その物はまぁ仕方がないとしても、「こいつは当選させたくない!」「この人は絶対に当選してもらいたい」と思う人も存在するわけです。

そういった自由がない選挙に、いったいどれほどの価値があるんだろう?
選挙の公平性と客観性はどこで持たれているのか?

総当たり選挙で、投票数の多い順から当選させ、当選した人から投票数の多い順に担当選挙区を選んでもらうとか、駄目なのかなぁ?

結果として、私より年下という若い人がいたので、(内容と活動は稚拙なのですが、まぁ将来性に期待)その人を選びました。(民主党でも自民党でもありません)

ただし、党の選択は別の党でしたがw(これは前回と同じ党を入れました)


それに合わせて、今回も「裁判官」の○×がありました。今回はむしろ、こっちの確認に時間がかかりました。
だって、選挙区の方は三人でこっちの裁判官の数は9人と三倍なんだもんw
事前にどのような判決と考えを持った人たちなのかを確認し、一人だけ×を。
裁判官も基本的には同じような考えの人が多いようですが、中にはどうにも「その考えってどうなの?」と思う人もいるもんだと。

2012年12月15日土曜日

原発選挙(放射性廃棄物の処理費用)

選挙前だと、どうにもいろいろおもしろいことが起こります。

経済についても、今の円安は選挙の影響が多いだろうなぁと思うのですが、また日銀がやらかしました。
日銀:マネタリーベースを減らす。
追加の緩和政策も見送るそうです。

なにやってんだかなぁ。
ここから見える点として、少なくともハイパーインフレにならないようにコントロール可能という部分です。なので、円安政策を行う上でハイパーインフレのリスクは考えなくてよいわけです。
まぁ、とりあえず本当に問題なのは、相場の急激な変動(リーマンショックのような)であって、行き過ぎた円安ではありません。(現状は行き過ぎた円高状況ですので、是正は今後も継続して必要です)


さて、本題ですが、この時期なぜか「原子力発電の再稼働に関して」の記事がやたら多い

党の政策論点だからかもしれませんが、あちこちで政治家が主張するようなブログも多い。
今までそんなものを扱っていなかったのに、不自然なまでにいきなり出てくる状況。

選挙運動ですか?

特に気に入らないのが、具体的な数値を出さずに「やれ危ない」だの「やれコストがかかる」などという「反対論」です。

議論を展開するのであれば、主張側(これは反対、賛成にかかわらず)がリスクにしろ、コストにしろ、客観的証拠等を用いて証明する義務があるのですが、反論側に証拠証明を求めるケースが目につく……
(ヤフーの質問場やはてなのブログなども)
それでも個人の範囲であればかまいませんし、いろいろ言うべき話でもありません。

ただし、ニュースサイトにまで投稿して理論を展開するのであれば話は変わってきます。しかも言いっぱなしというケースもあり、流石に呆れました。

こういうケースを見るに、どうにも「原発は危なくて危険だから、原発を推進する政党には入れてはならない」という選挙運動なんだろうなぁと思いますわ。


と、ここで終わったらただの愚痴なので、少し数値で遊んでみます。

論点はいくつかあるようで
  1. 安全性の問題
  2. コストの問題(発電コスト)
  3. 代替エネルギーの問題
  4. 放射性廃棄物の処理費用の問題
  5. 放射性廃棄物の安全性の問題
とりあえず、推進しようが反対しようが存在する「廃棄物」については置いておいて構わないと思います。
論点に挙げるのであれば、継続した場合と継続しない場合とでどの程度のリスクとコスト面の負担があるかどうかを提示しなければならないからです。しかし、その様なデータを提示することは不可能なので、論点として話題に出す方が間違っているといえます。(間違っているというより、出すならきちんと出せ)
そんなわけで、廃棄物について数値やら何やらを拾ってみたいと思います。

核廃棄物のリスクは10万年にわたる(Wikipedhia)というのがありますが、日本の核廃棄物の管理方法をみると、
  1. 使用済み燃料棒をガラス固化する。
  2. 30~50年保管する。
  3. 地下300mの所に地層処分する。
という流れです。

10万年のリスクというのは、地上で近場にある場合のことですから、地層処分した場合、核廃棄物の放射線が地上にどのような影響を及ぼすかどうかが、リスクのポイントとなります。

原子力発電整備機構:地層処分 その安全性

絶対とは言えないようですが、まず安全のようです。(完全に安全かどうかは別の機構が研究中。2007年に研究の中間報告書があり)

処分後は安全ですのでリスクとして考えるのは使用時と保管時の間だけとみてよいでしょう。
福島第一原発の使用済み燃料棒をプールに保管されていた状況を見ると、単純に保管しているだけの場合はリスクは考えなくてもよい気がします。どうしてもリスクを考えたいのであれば、冷却システムの設計についてどうするべきか具体的に話すべきでしょう)
使用時のリスクは「1.使用中」に含まれ、廃棄物とは別種になるので除外します。

以上より、5番の「放射性廃棄物の安全性の問題」は、健康被害や汚染といった事態を引き起こすようなものとは考えにくく、むしろ問題になるのは、保管場所と地域住民の放射能に対する認識の部分かもしれません。

次にコストですが、地層処分するための費用はガラス固化したもの4万本あたり3兆円とあります。

原子力発電整備機構:地層処分の費用について

4万本あたりということですから、実際の金額はこれに増減することでしょう。
原子力発電整備機構:高レベル放射性廃棄物について
2011年12月末までの原子力発電に伴って生じた使用済燃料を全て再処理しガラス固化体にすると、約24,700本(原子力発電所において装荷中の燃料の燃焼分も含んでいます。)になります。
とあります。また、地層処分の費用についてのページにて
原子力発電に伴って発生する高レベル放射性廃棄物は、2021年頃には、ガラス固化体に換算して約4万本に達すると見込まれており、これらの処分費用は約3兆円と試算されています。
と、このように10年で一万5千本程度の増加の見込みのようです。

以上より、放射性廃棄物の処理費用は3兆円とみてよいでしょう。

ただし、コストとして計上するべき費用はこれだけではありません。
三兆円に対して、原子力発電施設の解体費用が存在します。

原子力資料情報室:六ヶ所再処理工場のコストは11兆円!!
建設費約3兆3700億円、運転・保守費約6兆800億円、工場の解体・廃棄物処理費約2兆2000億円
とまぁ、むしろ放射性廃棄物の解体費用よりも「工場の解体費用の方が高くつく」様な気が数値を拾っていくうちにしてきましたw
(なお、上の数値は40年トラブルがない場合の数値のようです)

これは再生処理する場合の施設の運営費とかなので、稼働するにしても「再生させない方が安いんだからやめようと」という心情です。

オラ、なんだか問題にすべきは「リスク」や「コスト」ではなく、当初の計画通りにいかないこと、それを問題視しない体制の方じゃないかと思ってきたぞ

参考:原子力発電所の廃炉コスト

こちらのサイトさんの数値が正しければ30兆円とのこと。(これには廃棄物の処理費用もはいっているようですが……)

この辺りで年間のエネルギー供給量を拾い出して、30兆円をkwhあたりで割ってやれば、1kwhあたりの負担額が見えてくるはずです。


需要端供給力

MWh
2008年度 890038140
2009年度 859613129
2010年度 907536801
参考:電気事業連合会:電力統計情報

いままで積み立ててない。これから積み立てる。という前提で保管が50年。処理に30年かかるそうですから合算の80年の分割で
  • 30兆円÷80年=3750億円/年
  • 3750億円÷900000000000kwh


めんどくさかったのでググる先生の検索ボックスに張り付けました。

80年の運営費や50年の保管費用なども計上するとしても、せいぜいコスト増としては1Kwhあたり1円という所(つまり、処理費に60兆円以上で見た場合です)でしょうか。

一般家庭では月当たり500円くらい? 年間で6千円の負担増というところが、原発の廃棄に関するコストという所ですね。
これは適当に数値を拾ったものなのであしからず。
あとは、代替エネルギー(しかもベース電力になるもの)の単価が原発の単価(処理費用を含めた値)よりも安いものであれば、コスト負担が発生する。そうでなければ、原発によるコスト負担は発生しない。とみてよいでしょう。
要するに今1kwh:22円として処理費負担+1円で23円
原発を停止して代替エネルギーした。
1Kwh:24円 原発の方が安いので、むしろ原発の方を動かせ。
1kwh:23円 コスト的に意味はない。
1kwh:22円 代替の方がコストが安くなるので、原発止めてこれ以上廃棄物が増えるような状況を許すな。

次に原発運転によるトータルコスト(税金投入額や関連機構の維持運営費などを含めたもの)で単価をきちんと出さなければなりません。現状表に出ている数値から見れば、火力よりも安いのでコストとしてとらえるようなレベルじゃない。がFAとなります。

問題として提示するのであれば、真のコスト(発電コスト)を提示してやる必要があります。
が、ここで力尽きました(というか飽きた


とりあえずは、廃棄にかかるコストは電力単価一円増ということでFA。
あとはそのコストが代替発電設備のコストと比較して、高いか安いかをきちんと評価する。
では、この証明責任の所在ですが
  1. 原発の正しいコストを算出
  2. 代替発電設備の単価を数値として算出
  3. 評価
再稼働反対派でしょう。

もともと動いていたものを震災で停止し、予定通り再稼働するのに安全性やコストを問題視し始めSTOPをかけているのが反対派ですからね。

最初に安全という主張を始めたのがウソだっただろうという主張はあります。しかしこの主張はあまり良いものではありません。なぜなら「津波は想定外だった」というものに基づくものであり「じゃぁ、津波対策として防波堤を作れば問題解決だよね」となるからです。また、津波の心配がないところはそのまま再稼働してしまうことにもなります。
津波を問題点としている以上、そうじゃないという主張を展開するには、 それ以外にコントロールされていなかったリスクを提示する必要があります。なお、お勧めなのが従来の「安全審査基準」や「監査の指摘事項」です。「基準を満たしていないのに建設しているのはどういうことか? 監査で指摘されているのに、なぜ放置しているのか?」 という部分です。運用体制に問題があると指摘できれば、組織体制が是正されたと証明されるまで運転を停止させることも可能です。反対派の中にはそちらの点で主張されている方も少なからず存在しますので、むしろそこを論点として重要視しましょうね。

個人的には、やはりというか、放射性廃棄物のコストとリスクについては、再稼働しようが停止しようが同じレベルで論点としてあげる意味がない。というものですわ。

あげるのであれば、せめてきちんと「再稼働した場合としない場合とのリスクおよびコストの程度差」を明確に提示して初めて意味を成す。というものです。


最後に、個人的に原発についてどう思うか。
  1. 現状の火力発電の古い設備を最新の高効率型に変更する。
  2. 一気にできないので、その分の不足は原発で代替する。
  3. リスクは当然あるが、代替火力発電設備が稼働するまでの暫定運転である。
  4. 保有するウランの総量を増やさないように注意し、順次再稼働した原発を停止していく。
  5. 8年くらいかけて、保有する原発をすべて停止させ、廃炉とする。
  6. 原則として30年を過ぎた原発は廃炉とする。

こんな感じです。
火力発電の単価が9円程度ですが、高効率型に変更してやれば単価は現状電力会社が提示している6円程度まで下がると予測しています。
ロシアから海底経由でガス管を引いてやれば、年数はもっと早く済むとみています。(価格含む)
タンカーで燃料を運搬しなくて済むので、単価はかなり安く済むとみています。
なので、現在は「再稼働」が私の主張であり、問題にすべきは原発運転のリスクではなく、海底ガス管を通すためにネックになっている韓国と北朝鮮だという認識です。
この二つが反対しており、通すならウリの国を経由しろ、さらにガスは自由(無料)に使わせろ、むしろ日本が払うニダとあほなことを主張。北方領土経由と行きたいところですが、領土問題が存在するため、 これが解決しないことにはどうにもならない。
ついでに言えば、韓国で原発事故が起こったら、放射性物質が日本に降り注ぐという問題があるので、日本の原発だけを停止してもあまり意味がないという。

2012年12月12日水曜日

移転作業中

現在、移転作業中です。

しかしながら、年末という中でいろいろ仕事が立て込んでいる件もありなかなか進まない。

また、使用しているパソコンがエラーを起こしまくり(アップデート後、再起動するのですが、システムの構築に失敗しましたと出て前の設定に戻そうとする)。

ハードディスクがHDDタイプなのでSSDに変更しようかどうか悩んでいる中で、今度は石油ファンヒーターが壊れました。

コロナの製品でエラー番号がE01

点火しようとしてビーという音だけが鳴り続け、その後エラーが発生している点から、不点火エラーだと判断し、炉内のカーボン(燃焼カス)が悪さをしているのだろうという予測の元、分解して清掃。
炉内は上からマイナスドライバーでゴリゴリと表面を軽く削ってやり、軽くマイナスドライバーでほかの所もなぞり、掃除機の強でカーボンカスを吸い込む。

その後、組み立てて窓を全開、換気扇を全動作させている中、動作テスト。
問題なく点火したが、点火後しばらくはガス臭い状況でしたので、換気させつつ運転。
何度かオンオフの点灯確認を行い、不点灯(及びすぐに点灯しないなどの不具合)がないことを確認。
臭い及び点灯状況でOKと判断(主観による)になって窓などを閉めるなどを行う。


これだけで約二時間半くらいの時間を所要しました。

当然のことながら、ネジが一本余るというお約束が発生。


これだけで一日(会社から帰った後の時間という意味)が潰れました。


次はパソコン。
現在、メインで使っているのは、PentiumMの2Ghe メモリ1Gで64MのSSDを搭載(交換作業実施)したA4ノートのビジネスタイプです。
OSはWindowsXP

問題が起こっているのは、 Prime Note Galleria MR6 という Core i7でメモリ8G HDD500GのノートPCでOSはWindows 7 Home


メインがロースペックなのは、
  1. モニタのサイズがロースペックの方は4:3(従来系) ハイスペックの方が16:9(ワイド)
  2. ロースペックの方はSSDなので読み書きの速度が速い為、駐屯ソフトが少なければハイスペックと体感的に変わらない。
  3. 主に作業(プログラム)とネットサーフィンだけなので、横長よりも縦長い方が使いやすい。

以上の3点の理由からとなります。
複雑な計算やユーチューブから高画質動画閲覧などを行わない限りはロースペックで十分まかなえるのです。(とはいえ、モニタの問題さえ解決すればハイスペックをメインにしたいとは思っている)

しかし最新のスマートフォンは、私のメインノートPCよりもはるかに性能が高いんじゃないか……それでいて数ワットという消費電力……恐るべし(こちらの消費電力はロースペックが20W程度、ハイスペックが80W程度)

ハイスペックの方はとり急ぐ必要はありませんが(データは原則として外部HDD(2T)に保存し、パソコン間で共用運用する仕組みを構築している)状況的に放置し続けるわけにもいかない為、結局本日SSDを注文し、再インストールを実施する事にしますので、暫くはそちらにかかりきりになるかと。

なお、購入(注文)したSSDはこちら。

ロープライス ¥15,339
or 新品 ¥15,339

前の容量が500Gだったので出来るだけ同じ容量に合わせましたが、実際に使用していた容量は100Gに満たないので、

ロープライス ¥38,804
or 新品 ¥38,983

こちらでも十分いけるんだろうなという予測はあります。

口コミの方も悪くなさそうなので、選びました。
ハイスペックの方、SATA6Gに対応していないので300を超えることはないでしょうが、機会があればブログ内で報告できればなと。

2012年4月24日火曜日

瞬間湯沸かし器 ユーマッハの感想



この製品を購入(アマゾンではなく楽天ですが)して使用した感想と考察を。

  • 価格について

この製品の価格は5.5千円~7.5千円の間といったところでしょうか。
価格でいうと通常の電気ポットと同じ程度の値段でしょう。
ただし、魔法瓶タイプの電気ポットと比較すれば、あちらは一万円を超えるので、3千円程度安いという感想です。
お湯を沸かして保温しないのであれば、電気ケトルという選択肢もあり、そちらと比較すれば3千円程度は高い。
コーヒー程度の温度で十分であれば、コーヒーメーカーのお湯沸し機能を利用すればよいので、安いコーヒーメーカーは千円程度なので5千円高といったところです。
出力するときの温度調節機能として3つあるので、用途に合わせたお湯を出すことが出来るので、ケトルやコーヒーメーカー及び電気ポットに比べて汎用性は高いのですが、この点はプライスレスといったところでしょう。

  • 省エネかどうか?

ポイントとして二点。
お湯を沸かす時のエネルギーと保温する時のエネルギーの問題。
お湯を沸かす時であれば、おそらく瞬間的に沸かす必要がある分、省エネではなく増エネでしょう。
(とは言っても、電子レンジでお湯を沸かす分に比べれば省エネだと思いますが)
ただし、この点についてはどちらも「電気ヒーターでお湯を沸かす」という時点で、瞬間的な電流量の問題であってトータル的な電気量にそれほどの差はないと思います。
(もし、最新の電気ポットや電気ケトルがIH機能でお湯を沸かしていても、それほど大きな差はないと思います)

次に保温する時のエネルギー問題。
電気ポット(以下「ポットA」とする)の場合、保温機能をOFFにすると一晩でお湯の温度が下がります。(大体25℃くらいまで)
魔法瓶タイプの電気ポット(以下「ポットB]とする。)の場合、魔法瓶機能をONにすると一晩でお湯の温度が30度下がります。(大体60℃くらいまで)
保温状態の温度を90℃とした場合、6時間程度で前者は65℃、後者は30℃下がる計算であり、一時間当たりの熱損失量を求めると前者は約10℃、後者は5℃といった計算が成り立ちます。
1Lあたりの温度を上げるために必要な熱量は1kcalなので、ポットの水量が2Lの場合は2Kcal必要となります。
一時間当たりの熱損失量から必要なエネルギー投入量を求めると一時間当たりポットAは20Kcal、ポットBは10Kcal。
電気1kwあたりの熱量は860.4kcalで熱エネルギーに変換損失を20%と仮定。(約688Kcal/kw)
保温の年間エネルギーを求めると、(24時間365日で計算) ポットA175,200Kcal,ポットB87,600Kcal。これをKw換算すると、ポットA254.65Kwh ポットB127.32。1kwhあたりの電気代を21円で計算するとポットA5347.65円、ポットB2673.83円
これらを表に表わすと下記の通り







必要エネルギー量Kcal/hKcal/年Kw/年円/年
ポットA20175,200254.655,347
ポットB1087,600127.322,6273

電気代とく子さんに変えた時のお父さんのお小遣いは、上がっても月200円という計算が成り立ちます。って、違いますなww
買い替えをした場合、ランニングコストでいうと、ポットAなら一年半で、ポットBなら三年で元が取れる形ですね。

これらか購入するのであれば、こちらの方が安くで経済的と言えます。

  • 使用感
  • 水量

出力温度によって変化しますが、98℃出力の時はかなりちょろちょろです。
カップラーメンのお湯として給水量は大体300mlなのですが、300ml入れ終わるのに1分30秒程度かかりました。下の方の面はすでに半分が出来上がっている計算です。
コップを置いてボタンを押してちょっと席を離して戻ってきた頃に貯まっているという感じでしょう。そこからカップラーメンの容器にお湯を注ぐという使い方をすれば中途半端に面が伸びることもありません。ケトルで沸かして使うかコップに貯めて使うかの差でですね。
補足:1分30秒の件ですが、温度が低ければ当然時間も短くなります。
湯沸し給油時間をケトルと比較すると

こちらが 0.6Lのお湯を沸かす時間は約3分10秒ですので湯沸し速度はほぼ同じとみてよいでしょう。

  1. 利便性

人が飲むのに適した温度やお茶をおいしくいただくのに最適な温度などを気にするのであれば、温度調整できる分、割と使い買っては良いでしょう。
まぁようは、茶葉を使う場合は98℃が好ましいのですが、インスタントなどの粉末を使う場合はもっと低い温度で十分です。
そういった使い分けができるのは利点と言えます。
次の利点は、ケトルと違って水の補給量はポット並みな点です。電気ポットを使う場合はプラスでも何でもないのですが、ケトルなどを使う分については、使用水量が多いとき、何度も継ぎ足ししなくて済む分はメリットでしょう。(この場合は電気ポットの利点とも言い換えられます)
ただし、上の水量でも言いましたが一度に大量のお湯を使用するには向きません。
例えば、2Lのお湯を使う場合、電気ポットの場合は全量がすぐに使用できますが、この機器の場合は最大水量が300mlの為、2Lの水量を使う為に7回、1分30秒毎にボタンを押す必要があるのがデメリットといえるでしょう。また、2Lのお湯(98℃)を出すために10分近く時間がかかる点もデメリットです。ただし、この製品ではなく、新たにヤカンやケトルなどで2Lのお湯を沸かす場合の時間と比べれば、あまり大して時間に差があるとは思えませんけどね。


  • 匂いについて

購入前から匂いについてのレビューされていたのは理解していたので、台所洗剤である塩素剤をタンク(水は1L程度)に入れて洗浄モードを一回押し、5分放置した後、洗浄モードでタンクの水がなくなるまで実施。その後、タンクを水洗いした後、2L入れてタンクの水を水モードですべて出力。その後、再び水を補給して98℃ですべて出力。
以上の作業を事前に実施したので、匂いについてはもしかしたら残っているかもしれませんが、気になりません。(気が付いて気になるような匂いはない)

  • 衛生面について

これ結構重要です。
電気ポットの場合、お湯を沸かしている段階で保温されるので、雑菌などは高温の為に繁殖しません。
しかしこの製品の場合、通常時は常温で水を補完するため、長期間使用されない場合はタンク内で雑菌が繁殖する懸念があります。
仮に雑菌が繁殖しても、98℃で出力すれば高温になった段階で殺菌(沸騰殺菌というやつ)されるので良いのですが、例えばミルクモードなどの低温(それでも50度は越えているんですが)で使う場合はちょっと危ないとみてよいでしょう。
このあたりの詳細な情報はあまり見かけないので、実態は不明です。
ミルクモードの温度でも十分殺菌されるにかかわらず、水をそのまま出すモードで出力し、その水を飲む危険性はやはり残るわけです。
ただし、塩素(カルキ)を除去しない浄水器の水、または水道水を使用した場合は、水の中に含まれる塩素の効果で4日は放置しても雑菌は繁殖しません。

  • カルキについて

電気ポットのカルキ飛ばしがないので、水道水を使用する場合はカルキ臭さは残ります。
カルキを除去した水を使えば匂いはありませんが、衛生面で注意が必要となります。
カルキの匂いが気になるのであれば浄水を使用し、水はこまめに交換するか、高温で出力のみと限定すればまぁOKかと。


以上がユーマッハの感想となります。