2015年6月10日水曜日

会社の取締役達の給与明細が社内メールで展開された。月給200万であった。
その事実に、社員たちは騒然とした。


新入社員はメールを何度も見直してたずねた。
「え、これ、ボーナスの額?」(答:ボーナスは600万です)

受付嬢は取締役員を尋ねてきた客に答えた。
「そのような者は当社にはおりません」

移動中の作業員たちは立ち上がり言った。
「野郎ども、ストライキの準備はいいか?」

パソコンで作業していた事務員たちは立ち上がり言った。
「各様式の承認欄に課長確認欄の他に取締役の欄を作って嫌がらせしよう」

磨り減った靴底にため息をついていた営業員が涙ながらに言った。
「もうやだこの会社」

係長は取締役が愛用している専用のお茶請けを調べながら言った。
「私の爪の垢を煎じて飲んでもらおう」

部長は苦笑しながら諦めたように言った。
「役職手当てが部長職になって急に上がるのには、こういう理由があるわけか」

取締役はメールを見ながら言った。
「交際費を会社の経費で落としていてよかったわ」

ISMS事務局は戦きながら言った。
「やばい、情報セキュリティの問題としてこっちにとばっちりがくるぞ」

ISO事務局はにんまりとしながら言った。
「この事実があれば、認証維持の費用で文句を言われる筋合いはないな」

ちょうどトップマネジメントインタビュー中だったISO審査員はたずねた。
「続きは、昼食中に実施するということで」

元ねた:らばQ アメリカ企業のトップの収入は、従業員よりもこんなに多いの?」・・・・・・海外の反応

個人的に会社で一番苦労しているのは、係長か課長あたりだと思っています。
何しろ上からは無茶を言われ、下からはクレームをいわれと、つらい立場です。
中小企業なら上も現場で一緒に働いているので、給与が多少高い程度では文句は出ないでしょうが、そうでない会社は会議やら何やらで結局責任分担しているんですから、給与に差をつけるのは不平を呼び込んでしまいますよね。とはいえ、大きな会社ほど差は大きくなってしまうものなのでしょうけども。

2 件のコメント:

  1. >個人的に会社で一番苦労しているのは、係長か課長あたりだと思っています。
    あれ・・・?目から汗が出て止まらないぞ・・・・

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    1. 名古屋鶏様、まいどです。
      中には部下に丸投げしてしまう人もいるようです。
      で、結局上に行くのは苦労している人ではなく、そういう分投げている人という……

      「丸投げ」を「人を使う」と評価されるためらしいですが、納得できないものがありますよねぇ……

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