2013年5月4日土曜日

ゆとり社員に度肝を抜かれた瞬間(記事感想)

書き掛けでまとまらない下書き記事がたまる一方の息抜きです。

元記事:ゆとり社員に度肝を抜かれた瞬間
  1. まるで学生ノリ?な新入社員
  2. バイト感覚の正社員たち
  3. ないがしろにされる上司
  4. 新人のびっくり発言
  5. 効率化を図りすぎる新卒

この項目に対してそれぞれ意外と思ったことを挙げられているようです。

面白いなと思ったのは、「業務」とは別の部分で、じゃあ「能力的にゆとり社員はどうなのか?」という部分に触れてない点でしょう。
まぁ、同意できなかった部分の感想を場ということで。(同意できるところは割愛します。文書も要約します)

・誕生日会を社員食堂を使用した。
むしろ、一緒に参加したら? 当社の場合、飲み会の時に誕生日だった、近い人がいるを確認したりして同じノリでやってますよ。
・飲み会を断ってコンビニで立ち読み。
今の時代、飲み会強制だと「アルハラ」ですから、内容までいちいち気にするとアルハラ予備軍かも。
始業後に就業予定時間の確認をされた
業種や普段の業務状況が気になりますね。労基法上、残業が必要な場合は上司は残業を指示し、職員は協定上の時間内であれば指示に従う必要があります。当月の残業時間が協定上の時間を超えていれば指示に従う必要はありません。(建前は)
聞かれるという時点で就業時間が普段から不規則であるのではと予測されます。そのような環境であれば、上司がきちんと労務工数管理が出来ていないことの表れでは? と思います。
場合によっては度肝を抜かれた側が非常識のケースもありますので、何ともといった感じです。
午前中に終わるEASYな仕事を与えたら、HARDだったらしく逆切れされた。
逆切れの前にHELPして欲しい(もっと早く相談してほしい)という上司(先輩)側の思いはありますね。
ただ、初見の仕事の場合、EASYな物でもそれなりに時間はかかり、慣れによる影響を考慮していなかった点は上司側の過失と見ても良いでしょう。
まぁ、逆切れされたらびっくりするという点は同意ですけどね。
ただ、一つはっきりさせておきたいのは、この件についてはゆとり社員に限らないという点です。
これは経験則で50歳代の男性(複数)で、これよりもっとひどい例を何度か経験しているからです。
定時3分前から帰り支度
某税務署の公務員なんて、定時3分前には門のところで待機ですよ? 定時前に予定分を終わらせている点を評価するべきではないのでしょうか?
これは、時間で拘束することを当然ととらえる日本の会社システムに問題がある気もします。
例は極端ですが、朝鍵を開けるだけであとはネットサーフィンで時間を潰す高給取り社員というのが、一次ネットで取り上げられましたが、それに対して何も疑問が無かったわけではないでしょう。
作業に対して工数が割り振られる仕組みなのですから、工数内作業状況を見てあげるのが上司や先輩の役割だと思います。
飲みに誘ったら『機会があれば』と返された。
社員はクールですね。むしろ、度胆を抜かれる側の感性に疑問を持ちます。
相手は断っているわけではないのですが、この度肝を抜かれた側は新入社員にどうしてほしかったのでしょうか?
これは一番わかりませんでした。ゆとり世代とか関係ないと思うんですけどね。
先輩を自席に呼んで質問
質問の内容にもよります。たとえば、私の場合も無いようによっては後輩の席に行きますし先輩の席にもいきますし、呼ぶ場合もあります。
そのケースの例としては、パソコンの操作やアプリケーションの操作の説明、他には表示画面を資料とする場合です。
初対面のゆとりがタメ口
駄目ですね。割愛しても良かったんですが、1点だけ。
私の場合、タメ口でも語尾に「~っスよ」を付けられても印象はそう大して変わらないと思いますw
実のところ、同期にも新入社員時に「ドキッ」とさせられるに多様な言葉遣いをするヤツがいます。
仕事はできるし、機転も効き、私よりもはるかに優秀なやつです。部下の面倒見のいい奴で部下からは信頼も厚く業務に関する相談もよくされています。
しかし、言葉使いと態度が影響して(直属の上司はそうでもないのですが)もっと上の人たちからはすこぶる評判が悪く、出世街道からは外されています。
(これ、パワハラなんですけどね。パワハラを行っている部長が「コンプライアンスを順守~」と言っているのがチャンチャラおかしい)
そいつの場合、「出来る社員」に限り、面白いことに同じような専門スキルを持った「職人」などに対しては、本当に敬語を使うという点です。
本人は意識していないみたいで、本能的な物の様です。
さて、小野由美子の十二国記にこのような名言(とわたしは思っている)があります。
「他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない。それよりも、人に頭を下げるたび壊れていく者のほうが問題だと私は思う。人はね景麒、真実相手に感謝し、心から尊敬の念を感じたときには、自然に頭が下がるものだ。他者に対しては、礼をもって接する。そんなことは当たり前のことだし、するもしないも本人の品性の問題で、それ以上のことではないだろうと言っているんだ」
「私は、慶の民の誰もに王になってもらいたい。地位でもって礼を強要し、他者を踏みにじることに慣れたものの末路は、昇紘(しょうこう)・呀峰(がほう)の例を見るまでもなく明らかだろう。そしてまた、踏みにじられることを受け入れた人々が辿る道も。人は誰の奴隷でもない。そんなことの為に生まれるのじゃない。他者に虐げられても屈することない心。災厄に襲われても挫けることのない心。不正があれば正すことを恐れず、獣に媚びず。私は慶の民に、そんな不羈(ふき)の民になって欲しい。己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにまず、他者の前で毅然と頭を上げることから始めて欲しい。諸官は私に、慶をどこに導くのかと聞いた。これで答えになるだろうか。その証として、伏礼を廃す。これをもって、初勅とする!」
以上より、この件に関しては、自然と敬語を使われるようになろうとすることが大事で、相手が敬語を使っていないからと言ってそれを問題視することの方が問題なのかもしれませんね。
ネット用語「『kwsk』『www』」を使う。
基本的にこれを使うのはNGでしょう。その部分については同意です。
ただ、特定の社員間で使うのは別にいいんじゃね?とは思います。
お茶会メンバーに対して、「お茶が入ったよ~」という周知メール(会社で配布されたメールアドレスに対して)を四〇代の社員が顔文字付きで送ってますけど、そんなの問題視もされなければ度肝を抜かれもしませんでしたし。
『ツンデレ』と言われた。無視した
どこで度胆は抜かれたかわかりませんが、この新入社員は「デレ」を確認していなければ「ツンデレ」を使うべきではない!(違)
「わからない計算をもってきて、『この紙に計算の解説書いておいてください』と言われた。説明はしてやるからお前が書けと言った」(27歳/男性)(原文ママ)
これもどこで度胆は抜かれたかわかりません。
「わからない計算をもってきて」とあるのに、「説明はしてやる」という発言の時点で、その計算がなんなのか理解しているのでは?という疑問が。
単に、報連相が上手く行っていない点をゆとりの問題にすり替えているように見えます。
計算の意味について質問するのはむしろ意欲があるとみる話で良い評価として、解説を作ってもらおうとした点を悪い評価としても±0でしょう。
悪い部分だけ評価するのもどうかと思いますし、指示側が計算に関して説明していなかった点を見ると、「言えた義理なのか?」という疑問が残ります。
ノートを持参しない。指摘するとスマホが出てきた。
メモを取らず、メモをまとめず、メモを見返さない人はどの世代もいます。
そういう人に限り、説明した事実を記憶の中から消したり、何度も説明する羽目になったりするのですが……
なので、度胆を抜かれたのは、「スマホ」の点でしょう。
W-zero3をメモ帳代わりに使った経験からいうと、スマホだろうとガラケーだろうと電子メモ帳(キーボード付きの白黒のやつね。これも持ってる)だろうと、紙のメモ帳の代わりとしては厳しい。
会話スピードと同じ速度で入力できても、変換時で誤字などがあると途端において行かれます。
なので結局、話の要点をぶつ切りにするという形となり、メモ帳の方が「早い」(電子のペンタイプは小さいので使えない。あれの用途は卓上メモがせいぜい)ですね。
以上の経験を踏まえていえば、上記の問題をものともしない操作テクを新入社員が駆使するのであれば、それはもはや芸術の域でしょう。

もしかしたら、スマホをレコーダーとして利用するつもりだったのかもしれません。会議以外で録音するというのは違和感を感じますが、まぁこれは価値観と経験してきた時代の差なので、ゆとりを馬鹿にする話にはならないでしょうね。むしろ、よくツールを使いこなしている点を感心します。

ただ一点気になる点は、そのスマホって個人の物なのか?というところかな。 メモであろう録音だろうと業務で得た(これから得る)情報を個人の端末に入れるとなど、セキュリティの面から却下ですわ。


とくに、ゆとりだからという感じはしませんね。

記事の内容感想は以上。



以下、駄文
これは別の記事で作成中ですが、明確にゆとり世代になって弊害になっている点(数値として表れている)というのはあります。
それは、教育計画で定めた「資格等の取得率」です。
当社は高圧ガスを取り扱う関係で、取扱者の免状(乙でよいので)を必要と位置づけているのですが、高圧ガスの業務に携わる40代と30代はほぼ取得しているのですが、20代では一人だけ。(課内は三〇人いて二十台は一〇人くらい)
なので年間計画における資格取得状況が20代が非常に悪い。(今の4〇代、30代が20代のときと比較しても。高圧ガスに限らずです)

一回で約半分が、二回で残りが、三回でほとんどが。これが今の四〇代や三〇台が二〇代のころの成績でしたが、今の二〇代は一回で取得できなかったもので二回目以降で取得できたという話がゼロ。
記事の内容は個別で統計的な話ではありませんが、こいつに関しては当社の統計としてそういう結果が出てて……
ISO的に言えば、同じ力量を確実にさせるためのリソース(コスト)が、増えてきている。という、割とばかにならない由々しき事態なんですよね。

2 件のコメント:

  1. 今日、会社でゆとりに言われたひとこと。
    「え?ガラケーのガラってガラパゴスって意味なんすか?へー、それでガラパゴスって何なんスか?イグアナ?知らないっス」

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    1. 名古屋鶏様、まいどです。
      いまのゆとり世代はガラケーを知らない世代の為、仕方がないのかもしれません。
      とはいえ、上世代にカタカナ文字を使わないように気を遣うのはまぁ許容ですが、下の世代にカタカナ文字を使わないように気を遣いたくはないですねw

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