2013年11月29日金曜日

「自宅警備員の価値は月給81万5千円」 な、何を言っているのかわからない……


記事:自宅警備員には月給81万5千円の価値 年収にして約1000万円!
何を言っているのかわからないとお思いでしょう。

ええ、私も何を言っているのか変わりません。

そんな何を言っているのかわからない記事があるんです。



記事を見ると要するに、旦那さんをATM扱いしている主婦の労働賃金が年収300万の価値がある(東京新聞主張)んだから、24時間労働の自宅警備員には平均時給より年収1000万の価値があり、サラリーマンの二倍から三倍の価値があるという主張のようです。

ご存知の方はご存知ですが、離婚する時の慰謝料の計算は結婚期間中に旦那さんが稼いだ給与額の半分が基準となる(らしい)。
これは、旦那さんが働いて稼いだ額の内半分は、奥さんの貢献によるものとされるんだそうです。
とはいえ、この考えで行くと、奥さんと旦那さんの朝食と昼食と晩飯の金額はお互いフィフティでなければならないのですが、実態はそうでないという話もちらほら。慰謝料裁判は全然公平性が無いのが実態の様です。
10歩譲って炊事洗濯掃除の対価としてそれを認めるとしても(昔と違って家電の進化でこのあたりの考えも本来であれば見直す話なんですけど、司法の世界は一世紀遅れているようで……)、自宅警備員が何をしているのかと。
労働契約も結んでないのに何を言ってるんだと。
こんな考え方の自宅警備員が居たら、NHK以上に悪質な部類ですわ。

さすがにソース元が怪しいのでツリだとは思いますが、よくもまぁこんな主張が出来るもんだと、ある意味感心します。




ここからが真面目な考察。

恐らくはこの手の記事は、記事の内容を突飛なものとして実態は、本やアリフェストなどで紹介料を稼ぐのが目的なんだと思います。
そのため、出来るだけ多くのアクセスを必要とするのでしょう。
とはいえ、こういう発想が出来るってのは、ある種の才能が必要なんでしょうねぇ。

2 件のコメント:

  1. そう言えば、世の中には年に数日だけお茶飲み話にやって来て数百万円も(以下略

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    1. 名古屋鶏様、どもっす。
      >年に数日だけお茶飲み話にやって来て数百万円
      母数として小さいかどうかがポイントでしょうね。
      母数が圧倒的に多い公務員の再雇用者(定年退職後の5年間まで雇用保障するアレです)なんて、週三日の日当二万以上がざらです。
      技術・設計畑の方々の場合は、それでも後継の育成やらでむしろ安すぎるという感想ですが、管理系の方々は役立てるスキルも何も持ってないので、本当にお茶と煙草を吸いに来るだけに………
      しかも下手に人脈がある物だから、これがまた厄介です(涙)

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