マサ「冬の暖房器具いろいろで後回しにした件だな」
久我山「メーカー保証問題の続きでもありますね」
マサ「品質のイメージとして、どういった順位が考えられる?」
久我山「そうっすねぇ。
――本日は長文です――
- ドイツ
- 日本
- スイス
- 台湾
- カナダ
- アメリカ
- シンガポール
- フィリピン
- インド
- ベトナム
- イギリス
- フランス
- 韓国
- 中国
マサ「実際の所、韓国の品質は久我山が主ている以上に悪くないし、中国も同じだよ。少なくとも、アメリカより悪いという事はない」
久我山「そうなんすか? でも………」
マサ「韓国は日本に追い付け追い越せという方針でやっているから、世界的にみて上位のランクに位置付けられる品質だよ。日本が売却した技術を使ったり部品が日本製である面を除外しても、造船業と半導体技術は高い」
久我山「え~~」
マサ「嘘じゃないさ。それに、価格についても安くなるような工夫をしているしね」
久我山「それって、ウォン安政策ですよね。ガンガン市場に介入して~」
記事:韓国経済、強さと脆さ 両刃の剣のウォン安政策
マサ「それもないとは言わないけど、さまざまな分野で使用される銅をアルミニウムに変更したりして、コストを下げたりなどの工夫を凝らしている」
久我山「電線とかですか? それってやばいんじゃ?」
マサ「さすがに電線をアルミに変えたりとかは聞いたことが無いかな。
他の部分じゃ、内部抵抗の違いを考慮していないのが、彼らのすごい所さ。いや、基盤内の銅の部分をアルミに変更したりしている。他には配管(銅管をアルミ管に変更)などもしているようだね」
久我山「すぐに腐食したり動作が不安定になったりするんじゃないんですか?」
マサ「もちろん、デメリットもあるが、コストを優先させている点と、デメリットは享受しているんだろう」
久我山「日本じゃ、そんなことはやらないんじゃないんですか? 品質が落ちるってことで」
マサ「さて? 使用するアルミの純度が悪ければ信号にノイズが乗ったりするだろうし、内部抵抗からくる排熱によってコンデンサなんかの寿命を縮める可能性もある」
久我山「だめじゃないっすか」
マサ「そうでもない。そこは、どの程度の品質で製品を製造するかによる。銅を使った部品によって作られた製品の品質とそれに見合うコストを市場が求めているかどうかがポイントだろう。 アルミで作られた製品の品質とそれに見合うコストの方が売れているのであれば、それは韓国の戦略の方が正しかったという事だし、実際に売れている以上は正しいんだろう」
久我山「もちあげますね!」
マサ「そんなこたぁない。ウォン安政策の影響もあるし、なによりあの国で利益の大部分はスマートフォンだ」
久我山「アメリカの裁判で負けてしまって、その利益すら危うい状況じゃないっすか?」
記事:<韓国経済>サムスン電子・スマートフォンが全利益の69%
記事:米判事「サムスンは携帯電話販売額の88%をアップルに支払え」
マサ「しー、しー!! それは言っちゃいけないって」
久我山「う、うす。それで、値段はともかく品質は問題ないと?」
マサ「従来の技術を使用した製品についてはね。だけど、新製品についてはちょっと違う」
記事:サムスン・LG、有機ELテレビ発売延期
久我山「こ、これは」
マサ「有機ELを使用したTVの不具合率が99%というもので、どうやら残り1%も微妙らしい。さらにいえば、EL発光素子のエネルギー効率は蛍光灯を下回る」
久我山「うはぁ、なんでこんなの製品化してるんすか? サムスンだけじゃないっすよね?」
マサ「一つはパネルの薄型化かな。これは蛍光灯といった電灯の代替品としても期待されていて、そういった製品も出ているんだけど」
久我山「照明の方は高いっすねぇ」
マサ「メリットは曲がったり平べったかったり軽かったり。今のところはそれだけの製品だから」
久我山「これだけ高いと、有機ELテレビも?」
マサ「当然、高い。日本のメーカーは撤退したしね」
記事:ソニーが家庭向け有機ELテレビの販売・製造から撤退
久我山「撤退?」
マサ「完全撤退じゃないけどね」
久我山「? TVはやんないんでしょ?」
マサ「ソニーの撤退の背景は、有機EL画面の大型化にかかるコストが大変だから、もうやんないよ。うちは携帯電話といった小型の有機EL画面に力を入れるよ。というのが実際の背景にあるんだ。で、大型化に拘ったのがサムスンというわけでね」
久我山「サムスンはなぜ失敗したの?」
マサ「まず、サムスンの商法として製品における世界初というのがほとんどないよね?」
久我山「そういや、聞いたことが無いっすね。ELテレビもソニーが先だし」
マサ「基本的にサムスンの戦略が、日本の技術者をゲットしてとかそういうのは置いておいて、結果超至上主義で、基礎を磨くことをしないからなんだ」
久我山「それが何ぜ世界初を出せないことに繋がるんですか?」
マサ「出来る事しかしない。出来る事の延長までしかしない。とにかく早く結果を出す。そういう戦略だからね」
久我山「でも、新しいことをやろうとはしてるんでは?」
マサ「なんていうかな。物理の学問で、解き方ではなく解答ばかり求めた結果、解き方がわからない。せっかく解き方を知っている技術者をゲットしても、その技術者に解き方を享受してもらうのではなく、その技術者に回答させてきて、製品化したらポイ。ってのを繰り返してきてるんだ」
久我山「ああ、記事になっていたっすね」
記事:サムスンから技術だけ盗まれ“用なし”クビ日本人が急増中!?
マサ「んで、不具合の原因がわからない。ということはまぁ、さすがにないだろうけど、問題はその原因に対すアプローチのノウハウがないことが問題だね」
久我山「でも、技術は持ってるんでしょ? それを盗んでるんですから」
マサ「そうでもない、知識と経験の違いを誤解しちゃいけない。答えばかりを求めすぎた結果、企業として考える力=試行錯誤が出来なくなっているんだよ」
久我山「いやぁ、さすがにそれはないんじゃ?」
マサ「だからさっきもいったように、結果超至上主義なんだよ。株主や財団といった、上の人達にそれで今までやってきたから、いまさら「間違っていました。できません」とは言えないんだよ」
久我山「認めちゃうと首になりそうっすね」
マサ「ここで首にできるのは技術者ではなく管理者ってのがミソだろうね」
―閑話休題―
久我山「何で韓国の話になったんでしたっけ?」
マサ「順位で韓国が低くなっていたのは間違いだっていう話からだな。正確には、韓国も中国も品質はもっと上と見ていいって言おうと思ったんだけど」
久我山「韓国は分かったっスけど、中国もなんすか?」
マサ「韓国の劣化コピーと言われてもいたけど、正確には韓国からあぶれた技術者や日本の定年退職技術者を狙ったりしているからね。日本に追い付け追い越せというスタイルかどうかは知らないけど、韓国と似たような事をやってるんだから、同じように品質も似たようになるよ。ほかにもいろいろ理由はあるけども」
久我山「つまり、中国は韓国より下だけど、品質は上位になるってことっすか?」
マサ「平均すればなんだけど、難しい所でねぇ………」
記事:中国の人材確保事情は複雑怪奇
マサ「中国の雇用形態は複雑で、一概には言えないんだよね」
久我山「それは、品質が良いケースもあるってことっすか?」
マサ「まず、工場が数種類に合わかれる。上の様に人を使った製品の製造。もう一つは人を使わず、機械を使用した製品の製造。偽造。とりあえず品質の良いケースを行ってみようか」
久我山「うっす」
マサ「日本や海外のメーカーが中国に工場を作るときは、大抵がこの高価な機材にて自動製造機を中国の工場に設置するんだ。この自動製造機は、国内だけではなく海外メーカーなんかも大抵は日本製だね」
久我山「なんでっすか?」
マサ「不具合率、誤動作が低いから」
久我山「簡単っすね。海外で自動製造機なんかは作ってないんすか?」
マサ「クーカなんかが思いつくけど、やっぱりファナックスが強いからなぁ」
久我山「中国メーカーだと機械は使わないんで?」
マサ「そうでもない会社もあるけど、そうだね。価格が高いというのもあるんだろけど、運用できないのもあるんだ」
久我山「? ボタン一つで動くんじゃないんで?」
マサ「『中国における産業用ロボットのメンテナンス実態』っていうのがあってね」
久我山「すげぇ増えてますね」
マサ「増えている部分は重要じゃなくて、メンテナンス――つまり、保守・点検については、メーカーは外注に出さずに、自社でほとんど行っているという部分にあるんだ」
久我山「ほぇ? 中国の工場の人たちが行うんじゃなくて?」
マサ「簡単な清掃くらいは指導しているだろうけど、基幹システムは守秘義務に該当するため、自動製造機、、、まぁ、産業ロボットというのが正確な名称かな、を作っている会社が行っているんだ」
久我山「じゃぁ、機械が壊れたら自前で何とかできなくなるっすね」
マサ「そうだね。とりあえず、機械を使っている工場であれば、設計上の品質はまぁ担保される。上の表にあるように、導入数は増えてきているから品質は安定方向に進んでいる。ただし、向上しているとは言えないが」
久我山「ロボットを使わないところは人海戦術っすか?」
マサ「悪いケースね。そっちの方が安かったからね。ただ、人海戦術の場合は品質が安定しないというデメリットがある。これは、労働者の質が安定しないからなんだ」
久我山「聞いたことあるっす。連中、すぐにサボるし手を抜くって。だから、後ろで監視してなきゃ中国人は働かないって」
マサ「今は、ミスをした回数をカウントして、一定数に達すると解雇するというスタンスをとってる会社もあるみたいだね」
久我山「やってることは単純労働っすから。変わりなんてそれこそ腐るほどいるでしょうし」
マサ「で、基本的に抑えて欲しいのは、人がやるのと機械がやるのとでは、基本的に機械がやった方が品質が安定する点なんだ。しかも向上する」
久我山「なして?」
マサ「まず、清浄度の問題がある。人間ってのはその場にいるだけで様々なものを輩出しているからね。機械も全くないってわけじゃないけど、人間ほどじゃない」
久我山「エアシャワーでほこりなんかを払ったらだめなんすか?」
マサ「限度ってものがある。出入りの回数が少ないほど管理は簡単だし、まぁあとは作業者の人間性だね。精度管理のルールを守る人間の品性にバラつきがあるから」
久我山「ああ、中国って場所もあるけど、埃だらけ、唾吐きまくりのキタイナイイメージがあるっすね」
マサ「イメージじゃなくて本当に汚いから、あの国は。汚染は、、、もう、ソースを提示するのもばからしい状況だしね」
久我山「うっす」
マサ「次に、温度や湿度管理の問題がある」
久我山「ん?」
マサ「人が作業するってことは、人が作業できる温度と湿度を用意する必要が出てくる。でも、その温度と湿度が必ずしも機械製造の場において適切な状況とは限らないんだ。これも人によるばらつきが発生するし」
久我山「スパコン室みたいに、お寒いんで?」
マサ「寒くもあるし暑くもある。物や製造工程に依存するかな」
久我山「でもたいていは25℃付近じゃないんすか?」
マサ「まぁ、ね。周辺機器の適切な動作環境が25℃(つまり常温)は一般的かな。他にもあるよ」
久我山「例えば?」
マサ「ん~そうだね。はんだ付け、出来る?」
久我山「俺もはんだくらいなら使えるっすよ」
マサ「あのなぁ、はんだ付けってのは、職人技に数えられるんだよ」
久我山「ええ!?」
マサ「覚えてた方がいいぞ、溶接業務ってのはテクニックが要求されるってことに」
久我山「何処にそんなテクニックを必要とするんですか?」
マサ「はんだってのは、はんだが解ける温度まで先端が熱を持つよな?」
久我山「まぁ」
マサ「線路ってのは熱伝導も良好でな、はんだの持つ熱で電子回路がやられないとは限らないし、劣化させてしまう事もあるんだ」
久我山「どうすりゃいいんで?」
マサ「だから、如何に瞬間的にはんだ付けするかどうか、適切なはんだの量を使用できるかなんかも重要になってくる。これが多すぎたり少なすぎたりすると、はんだ割れの原因になる。ゴテにはんだを接触させちゃダメなんだよ」
久我山「うはぁ、そんなことは考えたことがありませんでしたよ」
マサ「また、はんだゴテの品質や動作温度の確認なんかも必要になる」
マサ「先端の温度が異常に高温になってたりすると目が当てられない。きちんと温度計で1分後や5分後の温度計測を行い、適温に熱せられているかどうかの確認も必要だよ」
久我山「めんどくせぇっすね」
マサ「まぁ、最近は差し込みタイプってのもあるけどね。話を戻すと、人の手作業を行う必要のある行為ってのは、いろいろな部分で力量を求められてしまうんだ」
久我山「まぁ、そりゃわかります。管工事も電気工事も資格が必要っすからね」
マサ「はんだは国家資格じゃないんだけど、、、後必要なのは自覚だね。品質だから認識と呼んだ方がいいかな?」
6.2.2 力量、認識及び教育・訓練久我山「これは?」
組織は、次の事項を実施する事。
a)製品品質に影響がある仕事に従事する要因に必要な力量を明確にする。
b)必要な力量が持てるように教育・訓練し、または他の処置をとる。
c)教育・訓練又はほかの処置の有効性を評価する。
b)組織の要因が、自らの活動を持つ意味と重要性を認識し、品質目標の達成に向けて自らどのように貢献できるかを認識する事を確実にする。
e)教育、訓練、技能及び経験について該当する記録を維持する。
マサ「ISO9001の要求事項(2000年度版です)だね」
久我山「はんだ作業一つとってもこれだけのことをきちんとやるとなると、とても大変ですね」
マサ「大人数にこれだけの教育を施すとなると、どれだけの手間暇がかかるか計り知れないね」
久我山「やってるんですか?」
マサ「さっきの久我山の様に、専門的なスキルときちんとした自覚が無くても、形の上では出来てしまうことが、ポイントだな。すぐに変わりを持ってこれるような環境で、やるか?ってことだ」
久我山「難しいっすね。でもやるようなイメージが持てないっすけど」
マサ「中国製ですぐに壊れてしまう、という話があるから、やっていないんだろう」
久我山「わかったっす。きちんと教育しないから、個人の能力にばらつきが出てきて製品にも品質のばらつきが出てくると」
マサ「天然もののワインを作ってるんじゃないわけで、奇跡の年度(ロッド)が生まれるなんてこたぁないわな」
久我山「でも、全般的に悪いっていうイメージがあるっすよ?」
マサ「一人で製品をくみ上げる方式ではなくてベルトコンベアーだからね。一人の品質が良くても他の品質が悪ければ、悪い方に足を引っ張られる」
久我山「なんか、めんどくさいっすね」
マサ「まぁ、そのために結果として品質が上がらなくなる。きちんと教育すると金がかかる。そうすると商品の値段に反映される」
久我山「安かろう、悪かろうのどこが悪いんじゃー!!ってやつっすね」
マサ「昔はそれでもよかったんだけど……いまは、労働ストの問題や人民元の切り上げが出てきてね」
記事:過激化する中国労組ストが暗示する未来
記事:人民元の為替レート推移チャート
項目・年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 |
---|---|---|---|
為替レート(期末値/対ドルレート) | 8.0702元 | 7.8087元 | 7.3046元 |
久我山「人件費が上がれば、製品の価格もあがりますね。レートが上がれば対外輸出価格も上がるんじゃ? 2005年に比べてドルレートで二割三分も上がってますね」
マサ「そういうこと。でも中身は変わってないわけで――」
久我山「安かろう、悪かろうが、値段は並みで悪かろうと」
マサ「また、機械を導入するコストが安くなるというメリットもある。元の価値が上がっているからね。人件費と機械導入のバランスが崩れてきているんだ」
久我山「給料上げろとストライキを起こしている人にとっては自らの首を絞めるような話っすね」
マサ「機械化の流れが進むと、今度は人件費よりも電気代の方が重要になってくるんだけどね。それに、人件費についても中国はすでにタイの三倍のコストがかかる状況だよ」
久我山「そうなると工場を別の国にってことになりやすね。あれ? でもそう簡単に工場は配転できるんすか? 出来ないって話を聞いたことがあるっすけど」
マサ「現状は二点の問題点があるかな。一つは土地使用権の期間終了に伴う問題。二点目は移転先のライフラインの充実度の問題」
久我山「一つ目は?」
マサ「まず、この資料を確認してほしい」
記事:「知っておこう中国の土地使用権」(524KB) - JETRO
久我山「うわ、なんか工場を建てるために、なんでこんなに複雑怪奇な審査が必要なんですか?」
マサ「あの国は、車一台とっても複雑だよ。正確には賄賂で成り立っているといってもいい。それはともかく、この資料で注目すべき点は、土地使用権には期間があって、その期間を過ぎると土地と向上は国に回収されるという点だね」
久我山「設備を移動させることはできないんで?」
マサ「出来る。けど難しい」
久我山「???」
マサ「というのもね。
会社法 19条という法律が追加されたのが2005年。要約すると、企業党委員会という組織を会社内に置く必要が出てきて、この委員会のメンバーが中国共産党の運用組織で、結果として企業監視のための委員会として機能してしまっているんだ」
「会社は党組織の活動のために必要な条件を提供しなければならない」
久我山「ほぇ~。となると、移転しようとすると、すぐに通報されるってわけっすね」
マサ「そう。だから移転前に組織的にストライキが起きる。これは、尖閣のデモが組織的に行われていた例を見ても明らかだね」
久我山「人も行政も、工場が移動すると困りますからね」
マサ「会社が成り立たなければ自滅するだけなんだが………」
久我山「簡単に撤退や移転が出来ないのは分かったっス。それでもう一つの問題は?」
マサ「安定的に電気とガスと水道を得られるか。部品などの入手についても、問題なく搬入できるか? 搬出も同様だね。中国に対しては、ホンダが相当な時間とコストをかけてライフラインを整備した実態があるんだけど。スバルはインドに相当額の投資を行っているね」
久我山「インドでストありましたねぇ。でも、そんなに安定しないとまずいんすか?」
マサ「電気が安定しないと、変なところで工場が止まる。電圧が安定しないと、設備が正常に動作する保証がなくなる。まぁUPSをかませてきちんとした正弦波を出力するような仕組みを別に整えてる当社のような例もあるけど、その分設備維持費に金がかかるぜ」
久我山「輸入が出来ないってのは?」
マサ「主に政治的な理由だね。ゲーム機一つとっても、特定の国では軍事利用される可能性があるから売れないでしょ?」
記事:日本からの輸出に関する相手国の制度など
久我山「なるほど、そういう問題ですか」
マサ「そんなわけで、この問題をクリアしないと、簡単に移転とはいかない」
久我山「自己責任じゃないっすか?」
マサ「2005年の法改正前に工場があった所はそれは酷いと思うよ。それ以降に進出した企業は自己責任だけど」
久我山「中国製が悪いという理由はわかったっス。でも結論的には中国製が悪いんじゃないんでは?」
マサ「?」
久我山「人を使った製造ラインは他の国でも同様でしょ? ライフラインが整備されていない国に工場があれば、品質を落とすわけっすから」
マサ「記事の上の方では低い、悪いなんて言ってないんだけどね。とはいえ、平均的な話だけど」
久我山「アイヤー」
マサ「人から機械に変化してるから、品質も安定してくるだろうし」
久我山「じゃぁ、結局、なんで悪くみられるんすか?」
マサ「簡単な話で、負の遺産、つまり産業ロボットが主流じゃなかった頃の品質の悪さと生産量の絶対的な母数の国と比較にならなかったから。人の悪い噂ってのは8割良くても2割が目立つからね」
久我山「『クレームを利益に換える例』っすね」
マサ「日本も悪かったんだよ。アメリカの劣化コピーと呼ばれた時代があったからね」
久我山「じゃぁ、これからその悪い噂は払しょくされていくと?」
マサ「どうだろ?「安全基準満たさない食品問題、12年に11万件を指摘―中国」こんな風に、悪い人がはびこって減らないんじゃ、無理なんじゃないかな?」
先だって、中国内で流通している「フカヒレ」を調査したら、全体の9割が模造品のゼラチンだったそうです。
返信削除せっかくの技術と設備があっても、下水油をヘーキで販売する国柄ですからねぇ・・・
鶏様、毎度ありがとうございます。
返信削除記事:フカヒレだけじゃない! 中国製“偽”食品の恐怖
によれば、シシカバブもまた、羊肉ではなく猫やネズミの肉だとか………
ほんま、あの国は恐ろしいっすわ。