キラキラネームに否定的ですか? 名付けの流行に隠された笑えない社会の闇
要約するとこんな感じ。
名付けには社会的背景があり、未来への希望を託した名付けが行われてきた。
例:
戦中:「勝利」「勇」
戦後:「茂」「実」
成長:「愛」
キラキラネームも同じ。
名前がキラキラでも偏見レスな社会を。
名前は自由につけていい物ではなく、当然制限された範囲で名付けることをしています。
法務省:子の名に使える漢字
戸籍法50条1項:子の名には、常用平易な文字を用いなければならない。
この範囲で自由につけることが出来るのですが、キラキラネームはいわば「暴走状態」で「悪魔」と名付けられたのと同じレベルとなります。
個人の名前は改名することが可能ですが、条件があります。
逆に言えば、この条件の一部に当てはまるような名付けを行う方がおかしな話となります。
戸籍法第107条の2に規定:正当な事由によって名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない。
条件1:奇妙な名である。
条件2:むずかしくて正確に読まれない
条件3:異性をまぎらわしい
条件4:近親者に同姓同名者がいて不便である。
条件5:外国人と紛らわしい
条件6:帰化・出家・還俗した
条件7:通称として永年使用してきた。
名の変更届
過去の判例
・親権者がほしいままに個人的な好みを入れて恣意的に命名するのは不当で、子供が成長して誇りに思える名をつけるべき。
・難解、卑猥、使用の著しい不便、特定(識別)の困難などの名は命名することができない。
・社会通念に照らして明白に不適当な名や一般の常識から著しく逸脱したと思われる名は、戸籍法上使用を許されない場合がある。
ここから本題(個人的な感想)
キラキラネームが許されるのはペンネームや芸名くらいで譲ってもニックネームまででしょう。
兄(バブル世代)の子供も「条件5」に該当する名前をつけており、当時「馬鹿じゃねーの」と思った物です。
名前の付け方の慣習としては、両親や祖父母、曽祖父母や両親がお世話になった方、尊敬する方(歴史的な人物でもOK)から一文字を頂き、子供に託したい願いの文字を付け加え、かつ語呂や員の良く、分かりやすくいものであり、画数が良い物でしょう。
あとは、生まれた日がまるで子供の誕生を祝福しているような状況であれな、その時の季節や月の呼び名をこの名前の一文字入れるとかもアリでしょう。
キラキラネームってのは、そういう慣例や慣習や名前の由来とか考えずに、両親のインスピレーションだけで名付けていますよねぇ。
名づけで本当の意味で「悩んでいない」と思いますよ。
馬鹿な意味では「悩んでつけた」名前なんだろうと思いますよ。カッコいいとか、綺麗だとか、好きなキャラクターの名前だからとか。
鉄道オタクが子供の名前に「銀河」とか「北斗」とか車体や駅名に関する名前つけるようなものです。
その手の名前につけるにしても、過去に著名人に名付けられた名前とか一般的にも使用されているとか地名でも使用されている名前なら許容範囲に入るか?(隼人とか)
一般的に使用されている名前だとしても、付け方がNGなので却下でしょうね。子供の為にもっとしっかり考えてあげてと。
難しい話ではありません。キラキラネームを含めた悪い名付け(「NGネーム」とします)の基準は、
名前の由来が自分達(父親、母親)の好き嫌いだけで完結してしまっている。と判断しております。
ペットの名付けの範囲を出ていないんですよね。子供を自分達の「愛玩動物」の範囲で終わってるんです。
「一個の人格を持った人間」として考えていないわけですね。
自分の子供、赤ん坊は「かわいい」のは分かります。
ですが、「かわいい」で思考が止まってしまい、結果としてNGネームになってしまったと。
子供に「どういうつもりでこんな名前をつけたんだ」と聞かれた時に困るような名前は論外でしょう。
また、以下のような理由で名づけをする
「天使」のような子供に育って欲しいから「天使」と名付けた。
「勇気」のある子供に育って欲しいから「勇気」と名付けた。
こういう「ふわっ」とした理由は馬鹿っぽいです。また、単語そのまま付けるはアホの所業でしょう。
教育が十分施されていない時代の人間ならいざ知らず、高等学校卒業、大学卒業した教養人じゃないの?と問い詰めてしまいますよね。
それとも子供に「あんたら馬鹿じゃないの」って言われたいのでしょうか。
それ以前に、子供に喧嘩売ってますよね。
愛していれば相手になにをしても良いと思ってつけたのか、相手に対するリスペクトがない生来の性格からくるものなのか、とか。
あと、歴史人物の名を上げて「~麻呂」「~之尊」とか時代背景ガン無視した名前をつけるのもNGです。幼名とか成人名とか改名とか普通にあった時代ですからね? 主家から名を賜るなんてこともあった時代ですからね?
結論としては、一個の人格のある人間に対して名前をつけるんだと認識すること。届ける前に、両親や友人に名前に問題がないかどうかを確認すること。人間二人では視野が狭くなります。(使用する文字や発音によっては、ネガティブな由来があるからです。「桔梗」が良い例ですね)
どうしても良い名が浮かばないのであれば、名付け親になってくれる人を探すとか、占い師や僧侶の方に名前の候補を見繕ってもらうなどの手もあります。(何しろ名前のプロフェッショナルですから)
0 件のコメント:
コメントを投稿