2014年5月30日金曜日

閉鎖する電子書籍ストアのその後の顛末

ソニーの電子ストア(北米)が閉鎖し、koboに移行されるといったように、現在の電子書籍業界はまだ安定していないようです。

そんな中、ヤマダが閉鎖するという記事が。

記事:ヤマダイーブックがサイト閉鎖――購入した電子書籍は無駄に

この記事を受け、ネットでは相当バッシングを受けたようです。

私自身も、これは変じゃない?としか思えませんでした。

サービス向上・コンテンツの拡充を目的
この項目と反するからです。


そんな顧客側(潜在・顕在含め)の反応にあせったのが、手のひらを反しています。

記事:ヤマダ電機、電子書籍ストア閉鎖対応を一転、DL済み作品は閲覧可能に
5月29日夕方にこれを一転。ダウンロード(DL)済みコンテンツを新サービス移行後も閲覧できるよう、調整を進める
おそらくですが、新サービスにおける電子書籍の規格と従来の規格が違うのが原因でヤマダは当初、このような対応を実施したのではないか、と考慮します。 ちょっと調べたところ、この規格だけで

1.PDF(国際標準化機構ISOに認定)
2.EPUB(米国の標準化団体IDPFが推進)
3.XMDF(「電気/電子工学、関連技術」を扱う国際電気標準会議IECに認定) 4.Topaz(AmazonのKindleが採用)
5..book(ボイジャー)
6.MCBook(モリサワ) 他にもあるようですが、種類としてたくさんあり、それぞれ特徴があるようです。


互換性を保つとなると、それはそれでストアも対応せざるを得なくなり、コストがかさむ点からも、販売側の本音としては
「お前たちが新しい俺たちに合わせろ」
なんだと思います。

電子書籍は基本料金(出版社による)も安く、中古新本くらいの値段で購入できますし、クーポンなども併用すれば通常の古本程度の値段で購入できます。
(古すぎる本や、不人気の本なら、中古の方がはるかに安いですけど)
その関係で、現在はメインで使用していますし、紙媒体の本を購入しても裁断して自炊し、PDFにして保管しています。
(購入証明として表紙だけは保存していますが)

そういう関係ですので、早く規格が安定してほしいというのと、電子書籍デバイスの種類で読めない本がある、という環境の改善が希望としてあります。

デバイスの関係で、ストアに選択がないっていうのは、各ストアで購入した電子書籍がスマホの種類に関係なく、ほぼ読める(アプリで対応可能)という状況から考慮すれば、遅れているとしか思えない状況ですので、、、

2 件のコメント:

  1. アマゾンとか楽天が安売りをするせいでしょうかね。ヤマダはホント、元気がありません。完全に迷走している気がします。
    そうなると結局、コスト重視で顧客を無視する何処ぞのハンバーガー屋と同じことに・・・

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    1. 名古屋鶏様、まいどです。
      >コスト重視で顧客を無視する
      昨日、ヤマダに赴きましたが「ケータイ屋かよ!!」と突っ込まずにはいられないほど、携帯電話のスペースが拡充し、すでに家電やとして機能しているようには……

      家電メーカーとして散々コスト安で周辺のライバルを潰して回っておりましたが、今度は潰される側になったのでしょうね・・・・・・・

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