2014年5月3日土曜日

授業でタブレットって、、、

記事:授業用タブレットで不具合続出…開始に大幅遅れ
佐賀の高校が、滅茶苦茶値段の高いタブレットを使用して授業に臨むというのは知っていましたが、導入後にこのようなトラブルが発生。

もうね、なんというか突っ込みどころがたくさんありすぎて(苦笑)


授業で使用するのに耐えられるスペックのタブレットであれば、値段的には二万程度で十分です。
導入した機種は「ARROWS Tab Q584/H」の様です。ですが、これなら素直に2万円程度のノートPC(14インチ)を購入した方がましという物。Windows8を導入しているんですから、、、

セキュリティの問題もあります。外部ネットワークに繋がないのであれば、それほど気にする必要はありませんが、どうやら外部にもつなぐようで、、、(記事内『教科書会社のサーバーから』の一文より)それの維持管理費はどうするのか?
ローカルのNASサーバーにデータを置いて、そこにアクセスさせるという方法もありました。

「教材」として学生側に購入させておいて、このようなトラブルばかり。

タブレットを使用して授業をするというのは斬新ですが、それに対応するには学校側も外部に委託したであろう業者側のレベルも低すぎと言う印象しかありません。

まぁ、外部委託は仕様要求をしっかり書いてしまうと、値段が跳ね上がるので発注側が必要な項目を削除して値段を下げたという点と、業者の作業内容を評価するレベルになかった点が、今回のトラブルの大きな原因とみています。


さて、今回のトラブルで新たなトラブルが発生することが予想されます。

それは「アップデート」です。
一斉にダウンロードしてネットワークビジー状態が発生したのであれば、マイクロソフトが修正パッチを出すたびに同じ状況が発生する可能性があります。
それだけではなく、ウイルスソフト(セキュリティソフト)についても同様で、定義ファイルが更新されるたびにダウンロード中になって授業どころではなくなる可能性が……

最終的に現場の担当者の首が飛ぶ形で責任を押し付ける結果になるのは目に見えてますが、、、、現場の担当者の首を斬るのではなく、教育委員会の人間が責任を取って予算を確保して対応するべき話です。

とはいえ、あの世界は理論的に思考できない典型的な感情論が渦巻く世界(数学や理科、化学といった教師は、なかなか校長になれない世界)なんで、無理だろうなぁ……

2 件のコメント:

  1. アクセスポイントの数もアレならば、サーバもショボければ回線も細く、どうにもならんかったのでしょうね。それだけの台数で一斉にDLが始まればどうなるか誰も想像出来なかったっつーのが信じられません。多分、値段だけ見て格安業者を選択したんでしょうね・・・え?それにしてはタブレットが高過ぎるって?そりゃつまり中ぬ・・・おや、こんな時間にd

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    1. >一斉にDLが
      DL先のサーバーの回線の太さもポイントでしょうね。ファイルのサイズが大したことが無い、と高をくくっていたのかもしれません。
      こうしてみるとよく分かりますが、ツールってのはほんと、その機能や有効性ではなく、ツールをどういう風に使いか? と言うセンス(設計)が重要なんだなぁと、勉強させられる事例ですねw

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