2015年2月20日金曜日

改正フロン法により、ISO14001審査員がアップを始めました。

フロン回収・破壊法が改正されたことにより、圧縮機を持つ冷凍空調機器の点検が義務付けられます。

これにより嬉々として息を吹き返しているだろうと思われる人々、、、、それがISO審査員です。

予想されるやり取りです。



Action1

審査員:「フロン回収・破壊法が改正され、平成27年4月より施行となりました。ご存知ですか?」

A1:「知りません」

審査員:「それはいけない!法律を順守することは規格で要求されています。法律の改廃の監視・測定ができていない証拠です。マイナーですね」


A2:「知っています」

Action2

審査員:「では、簡易点検を四半期毎に要求されていますが、現在御社ではどのように対応していますか?」

A1:「特に従来通りですね。簡易点検が必要な規模の空調は所有していないですよ」

審査員:「それはおかしい! 定期点検はエアコンで7.5kW以上の場合は三年毎ですが、簡易点検はすべての業務用冷凍空調機がたいしょうです! マイナーですね」

A2:「空調点検の頻度を上げています」

審査員:「業務用の冷蔵庫や冷凍庫も対象です。 そちらは? やっていない? 監視・測定ができていても評価が確実とは言えませんね。マイナーですね」

A3:「簡易点検は把握しているので実施しています」

Action3

審査員:「では、簡易点検の記録を見せてください」

A1:「目視による巡回だけで、記録は……」

審査員:「それはいけません。記録がなければやったという証明になりませんし、法律では記録を要求しています。マイナーですね」

A2:「記録はこちらです。こちらの設備管理ファイルに保管しています」

審査員:「なになに、、、これはいけない!ファイルの保管期限が5年となっているじゃないですか! 点検記録は設備が廃止するまで管理しなければならないので、マイナーですね」

A3:「冷凍機器用の様式とファイルを準備してそこに保管しています」

Action4

審査員:「点検方法はどのようにされているのですか? また、点検者はどなたが?」

A1:「工場長が定期的に実施している職場の安全遵守のための見回り時に実施しています。目視で異常がないかどうかを確認していますね。以上があれば詳細を書き込みますが、なければ書きません」

審査員:「ダウトです。環境省が出している点検の手引きにチェックする項目があるのですから、チェック項目を作成してチェックするのが当たり前でしょう。チェックシートも提供されているのでそちらを利用してください。観察事項ですね」

A2:「手引きにあるチェックリストを使用してチェックするようにしています。ただし、頻度は毎日ではなく四半期毎です」

審査員:「(ち、しっかりしてやがる。くそう、ネタにはなるか)それは素晴らしい。きちんと法令に関してPDCAがまわっていますね。肯定的観察事項(GoodPoint)です。」



こんな感じです。
さて、どうしようかなぁ……

4 件のコメント:

  1. 模範解答例
    法改正はフロン回収破壊法だけじゃないのですが、審査員閣下はそのほかにどんなものをご存じなのでしょうか?

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    1. おばQさま

      おお、その回答、使わせていただきますw

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  2. この場合は、審査員が「法律の指導する」という弁護士法違反のメジャー欠陥ががが

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    1. >弁護士法違反のメジャー欠陥が
      う~ん、閣下たちにとって、今更欠陥の一つや二つ増えても気にしないんじゃないでしょうか(ぉぃぉぃ

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