2018年10月3日水曜日

マウスのスクロールが空回りした

マウスのスクロールが空回りするようになりました。

使えなくても何とかならなくはないのですが、支障が発生しています。
ブラウザのスクロールバーの値の変更は、クリックではなくスクロールで行っているのでかなり不便です。

で、予備の青葉マウスを、と思ってそっちに変更すると(普段は使っていない)、こっちは電源を入れるとランプが瞬間的につくが直ぐに切れるというわけ分からない状況で使えなかったと言う悲しい事実が発生。
かなり困ってしまいました。

青葉マウスの方は、電池の問題ではなさそうなのでコンデンサでも噴いたのだろうか?と予測は立てておりますが、そっちの原因調査は後回し。

とりあえず新しいマウスは注文しつつ、既存のマウスの故障原因を調べることにしました。


まずはスクロールの部分を取り外します。


名称については暫定です。

分解写真はありません。とろうかと思いましたが、あまり意味がなさそうなので取りませんでした。
(撮影しても分かりづらいという)
なので、概要図を用意しました。


ネットでは糸くずや埃などが原因で空回りするケースがあり、掃除をすれば問題が解決するというのがいくつかありました。

見たところ掃除をしてみましたが、あまり汚れているようにも見えず、空回りは解決しません。
これで問題が解決したと言うのであれば、糸くずなどが軸受けと芯棒の間に挟まり滑ってしまい、軸受け内に組み込まれているギアが回らない為に空回りすると言う事情があったのでしょう。

しかし、見た所から芯棒とギアの噛み合わせ箇所にそのような汚れはありませんでした。



次に、軸受け箇所を良く見たところ、嵌合箇所は図の様に六角形をしておりました。
(図は横から見たもの)


それに対し、芯棒の先端は六角形ではなく長方形になっており、芯棒の角と嵌合箇所の角部分が接触するで軸受けのギアを回す仕組みとなっていました。

空回りの原因は、角部分が経年劣化により徐々に変形し、空回りをきっかけに加速度的に変化していった為のようです。


芯棒と軸受けの嵌合問題であるので、対応としては芯棒と嵌合箇所に発生している隙間を埋めることで処置することが出来ます。

処置としては、嵌合箇所に芯棒を通し接触部分を接着剤などで固定してしまう方法があります。
(噛み合ってないのが問題ですし、接着して固定しても機能的に問題はないはず)

私は接着剤が無かったので嵌合箇所に薄いビニルを被せ、上から芯棒を押込んで隙間を無くす方法をとりました。



取り外した部品を改めて組みなおし、動作テストをした所問題なく空回りすることはなくなりました。

原因も対応もそれほど難しいものではなかったので何とかなりまし
たが、普通はこれでも買い直しするんでしょうね。

なお、ビニルによる処置は応急処置でしかないのでご注意ください。

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