2018年8月2日木曜日

ラオスのダム決壊 事故調査は?

ラオスのダム決壊、ずさんな工事が原因か 行方不明者の捜索難航
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180729-00000020-jij_afp-int


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ラオスのダム決壊、1日前に破損発見 韓国の建設企業が明かす
http://www.afpbb.com/articles/-/3183675?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from
=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3184154

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あまりニュース(TV)では話題になっていない件です。
先の、洞窟に閉じ込められたサッカー少年達と比較して被害規模が大きく明らかに大事件
ではあるのに、不自然と呼べるくらい大人しいですね。

きっと、「報道しない自由」が発動したのでしょう。
言い訳は、「台風12号が接近し日本を横断したから」とかいうのでしょうね。

22日PM:欠損発見、通報
22日AM:避難指示
23日PM:ダム決壊

個人的に着目する点は、発見から決壊までの時間が短い点です。ここは後述で考察しま
す。




さて、メディアが振れたくない理由はともかく、記事では原因調査を建設に携わっている
会社が行うということで、ネットではそれに反発する声が上がっています。

工事を請け負った当事者国では、工事に関わった日本人3名に責任を擦り付けていると言
う情報もあります。(真偽は定かではありませんが)
専門家の意見では設計も工法も問題だったという情報もあります(真偽は定かではありま
せん)
去年も決壊を起している(Youtubeに画像有)という情報もあります(真偽は定かではあり
ません)
このダムは工事を早く終わらせる為に、コンクリートが十分に固まっていない段階でダム
に水を溜め始めたと言う情報もあります(真偽は定かではありません)

『調査報告書は信じられない』
『証拠を捏造する』
『責任を他に押し付ける』
『見舞金(寄付)は意向だけで実際は支払われない』
『救助隊は証拠隠滅の為に派遣された』

このあたりが主なポイントのようです。


では次としてダム建設の経緯として上がっていた情報です(真偽は定かではありません)

日本がコンクリート重力ダムを提案、地盤が軟弱なため
   ↓
韓国が安価にロックフェルを提案、発電所と圧力パイプを含め最安値で受注
設計はコンクリートダムではなく、粘土をコアにした石積みによるアースフィルダム形
式。
基礎工事無し。
   ↓
日本のボーリングマシーンを韓国製として宣伝
   ↓
圧力パイプが貫通
   ↓
日本のダムが2月に満水と知って焦る
   ↓
粘土の固めを省略して積み上げる
   ↓
6カ月工期を短縮したと自慢する
   ↓
水をためるも、粘土が密になっていないので当然水が漏れて粘土粒子が流出する
   ↓
20日 さらに水をためる。11cm陥没していると判明
「中央ダムで11cm沈下現象が起きた」と韓国政府に報告。
   ↓
22日 陥没箇所がさらに多くなり10カ所超える沈下が確認された
   ↓
23日 午前11時にダムの上段が約1mも沈下。住民の避難を要請した。SK社員は逃亡 。
   ↓
23日、夜に決壊が起きる。300人を越える人名の命が失われ、被災者の数にいたっては
50万人以上を越える。
   ↓
SK建設は、豪雨のせいと言い張るっているようです。

現地の降雨量
水 07/11 32°/25° 56 mm
木 07/12 33°/25° 0 mm
金 07/13 32°/25° 2 mm
土 07/14 32°/25° 0 mm
日 07/15 31°/25° 0 mm
月 07/16 31°/25° 7 mm
火 07/17 32°/25° 27 mm
水 07/18 28°/25° 1 mm
木 07/19 33°/25° 0 mm
金 07/20 33°/26° 2 mm
土 07/21 34°/26° 0 mm
日 07/22 29°/25° 14 mm
月 07/23 34°/25° 0 mm ←ダム決壊日

手抜きによる事故を認めていないのはSK建設のみであり、他の韓国企業1社と、地元の2
企業は当初から手抜き工事によって起こった決壊であることを認めているそうです。(真
偽は定かではありません)


以上はあくまで情報を拾っただけの範囲です。

真偽はともかく、事故の調査で建設業者による原因究明について、否定的な意見が多かっ
たことについてです。

第三者が原因究明の調査を行う場合、その方法は大きくわけで二つあると思っています。
第三者の調査団による原因調査する方法と、当事者が調査した結果を確認する方法です。

前者は時間が掛かりますが、後者は時間が掛かりません。

設計に問題があった件については、それを了承したラオス政府側に問題があります。
建設工事を始める前に、様々な資料が提出され、それで問題ナシと認可を出して始めて工
事にかかれるのが一般的です。
問題があった設計に対してGOを出したラオス政府に責任がないかといえば、そんなこと
はありません。

また、ラオス政府側の人間が設計不備を発見するだけの力量を備えていなければ、今後の
調査をするにしても「誰が出来るのか?」という問題があります。

調査を依頼する第三者機関に調査能力があることを、調査機関自体が証明してもらわなけ
ればならないと言う、変な状況なわけですよ。
ラオス政府がその証明が正しいかどうかを判断する能力を持った人がいない可能性を考え
れば、それを判断するためにまた外部の人に依頼を出す必要があると。
で、この問題を突き詰めると建設工事の会社だけでなく、それを押した政府側もいろいろ
と出てくるでしょうから、外部に調査を依頼したとしても、その外部委託者が信用できる
のかどうか?という問題があって詰んでしまっているんじゃないかなぁと。


なので、どういう形にしろ、調査事態は形だけで喉元過ぎたら適当にお茶を濁すんじゃな
いかな。

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